僕の愛するハニーどこへ行ってしまったんだい?遠いお空の向こうかい?違うよね?ハニーはここにいるんだよねわかるよハニー、死んだら貨幣になりたいっていってたよね僕は貨幣になったハニーにドリルで穴を開けて皮紐を通してネックレスに仕立てて肌身はなさず首に掲げるつもりだよでも穴を開けるなんてそんな野蛮なことしたくないから5円玉か50円玉になってくれよ穴のあいた外国貨幣ってなんかあったっけハニーだから僕はハニーを殺そうとしたんだよでも失敗したんだねどこで間違っちゃったんだろ。 クレオパトラが好きだって言ってたよねハニーなんかベタだけど歴史が苦手だったもんね嫌味を言ってるつもりは無いんだよハニー機嫌を直してくれよハニー愛しているんだよハニーなんていったらハニーはいつもアルカイックっぽい微笑で返してくれたねクリスマスは聖夜って言うよねハニー賛美歌を口ずさみながらあの日僕はよく言われる最後の晩餐のパンとワインのエピソードのとおり駅前でパンとワインを買ってケーキはあえて買わずに部屋に帰ったんだよクリスマスに合わせたつもりだったのか赤いTシャツを身にまとったハニーは僕がケーキを買ってこなかったことを不満に思ったみたいだったねでも赤いリボンを結んでプレゼントした大きな蛇を見て一気に上機嫌になったねハニーが喜んでその蛇をぎゅっと抱きしめるもんだから僕は慌てて蛇を引っぺがして首根っこ?をひっつかんで殺しちゃったんじゃないかハニーすまないがクレオパトラは諦めてくれハニー僕はカエサルが好きじゃないんだカエサルの子はカエサリオン、カエルの子はオタマジャクシなんて思っていたけど僕はそこで蛇を止めるべきじゃなかったんだちなみに世界史で僕が好きなのはディオゲイネス。ハニーはエプロンをしてその蛇をスープに仕立て上げちゃった味は薄かったけど美味しかったよねハニーあの味は忘れないよ食後にワインをちびちびと飲みながら僕はなんで白ワイン買ってきたんだろってそのときになって気付いたんだうわー意味ねーじゃんワインはやっぱり赤じゃなきゃさキリストの血の色なんだもんオマエの血は何色だへもぐろびん☆レッドでもサンタクロースの赤い服って血の色にまったく関係ないんだってさ聖職者は自らの服を血で染めても教徒を救いつづけるフフフフフかっけぇーなんて思ってた自分が馬鹿みたいだぜ馬鹿そのものだぜまったく某赤いコーラ会社も余計なことをしてくれるよねあれって原価3円もしないらしいよコーラなんて堕落した合成薬品に需要はないんだからその会社なんて潰れちゃって良いと思わない?ていうか潰れるべきじゃない?なんてぶつぶつ言っててハニーからの返事がっていうか相槌すらないことにちょっとムッとしたらハニーはそんなに呑んでたわけでもないのに酔っ払ったのかスースー眠ってたそれが使い古された表現だけど天使の寝顔ってこういうのをいうんだろーなーなんて寒い感想を抱いたよハニークリスマスだし許してくれでもキリストが死んだのっていつなんだろね復活したのはイースターだねお酒に強くないって僕は見抜いとくべきだったんだ懺悔しますってか?フフフフフフフフその時の僕は悪魔の笑みを浮かべてたんだろうね天使と悪魔なんて並べるのはどうかと思うけどね天使の反対は地使だね天使の逆が悪魔だよサタンサターン☆じゃぁ天使の対偶ってなに?寝込みを襲うのは趣味じゃなかったけどハニーを独占したくて僕はハニーがあと数時間は起きないだろうことを確認して銀行へ行ってお金を引き出してバイト先へ行って辞めますと告げてスーパーへ行ってワインを始めとする食料やら生活必需品を大量に買いこんで大急ぎで部屋に戻ったらハニーはまだ眠りの中だったああ良かった目を離さないようにしなくちゃねハニー幸い僕はフリーライターだしハニーはヒキコモリだしで篭城するにはすげぇ出来すぎたほどに好条件だったのさハニー家中の時計にちょっと細工して数時間してやっと起きてきて「わたしどのくらい寝てたんだろう?」なんて首を傾げるから1時間くらいかなーと大嘘をついて僕は酔っ払った振りをしてさぁ呑め呑め呑めとハニーに白ワインを呑ませてもう一度眠らせた起きたら何日か生活して呑ませて眠らせて起きたら何日か生活して呑ませて眠らせて起きたら飲ませて眠らせて起きたら何日か生活して呑ませて眠らせて起きたら何日か生活して飲ませて眠らせてを繰り返して繰り返してそのあいだに僕はちまちまとフリーライターの仕事をいくつかこなして買い出しに行ってハニーの体にアルコールが浸透するのを待った。結果はそんなに待たずに現れてくれた良かった良かった、24時間365日ハニーのそばを離れないよと伸びた髪をさらさらと撫でながら僕はうっとりしたものさ。ハニーがぼーっと起きてきたところを確認すると決まって僕はカレンダーを確認するようになったクリスマス前に某新聞社からもらった一年一枚でめくらなくて良いタイプものぐさな僕にピッタリーなカレンダーちなみにその新聞社からは新聞をとってないっていうかクリスマス以来どこの新聞もとってないし外で何が起きているのかも実は知らないけど別に知る必要なくない?んーっといまいつだっけもう2月だっけ?うわぁ相対性理論ってこういうことをいうんだねアインシュタインすげぇよ僕の中で株価急上昇だよこのままだったらディオゲイネスを追い越すかもよやっぱアインシュタイン劣等生じゃないんじゃんビスマルク封建のばーか!僕の髪もそろそろ伸びてきたなもうオールバックに出来るくらいだなーハニーの髪は寝てる間にちょきちょきと100均の散髪バサミで切っていたのだが流石に自分の髪は切れないぜブラックジャックだったら自分で自分の腹ァ手術できるけどなしかたないから髪を切りに行ってっていうか切ってもらいに行って部屋に帰ったらハニーがいなかった・・・あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?どこ?どこ?ハニーどこだどこだどこだどこだベッドの中お風呂の中浴槽の中クローゼットの中押入れの中いないいないいないことごとくいないどこにもいないあれあれあれあれあれ?ハニーのコートを探す、無い、ハニーの靴を探す、無い、どこだどこだどこに行ったんだどこに消えたんだハニーハニーハニーハニーハニー!!僕はスニーカーを突っかけて部屋を飛び出した足がもつれるコンクリ打ちっぱなしの床すっころんだ足が痛いジーンズが破れたヴィンテージってかぁ階段を駆け下りるああくっそなんでエレベーターないんだよああくっそエスカレーターでも良いのに駅から5分南向き1階は赤い看板の某コンビニの全7階建てなのに僕らの部屋は最上階角部屋なのにああくっそ安マンションめ階段を踏み外した転げる転げ落ちるしたたか打った痛い痛い痛い痛いジンジンするガンガンする「あ」「あれ?」とバリトンの僕の声とソプラノのハニーの声が重なったあれ?あれ?あれ?あれ?あれ?幻聴?頭は打ってないと思うけど思うけど思うけどハニーは4階と5階の間の階段に足を投げ出してちょこんと腰掛けていた「・・・ここで、なにして」聞く「・・・えっと」目をそらしやがった目をあわせようとすると手でかざしやがったから手首を掴む細い手首。最近白ワインとつまみしか口にしてないからだな。「足、グネっちゃった」アル中ですか「・・・それで?」僕は聞いた「部屋まで送ってくれないかな?」ハニーは首を傾げてお願いした「・・・それは?」僕はハニーが膝に置いていたビニール袋を指差した白い袋ああ1階の赤い看板の某コンビニのだな「・・・えっと」必要最低限の生活必需品は僕がちゃんと週2回スーパーで買ってるしハニーは服とか本とかゲームとか買うのも全てネット通販に頼り切ってるし「・・・何でもいいじゃん」いいわけないだろ「何を考えているんだ!」ハニーハニーハニーハニーこの野郎ッ野郎じゃなかった尼ァ!頭に血が上るのがわかるこめかみに血が集まるのがわかる僕の中の何かがぶつッと音を立てたガツン・・・と音がした僕はハニーを殴っていた「う、きゃ!」僕はハニーの頭を額を頬を顎を腕を肩を殴っていた叩いていたドツいていた(僕は学生時代ヨット部だったのでそこそこの腕力は持っている)「痛い!」と声を上げたのは1回だけだった数回殴って僕はハニーの首に手をかけたギリギリギリギリ力を込めるんじゃなくて力に任せて首を押さえるようにギリギリギリギリふっとハニーは目を瞑りがくりとうな垂れた・・・僕の体から血の気が引くたった数分前まで頭に上っていた血の気が一気にひく・・・え。え。なにこれ。かちかちかちかち何この音煩いな、ああ僕の前歯ですか・・・え。え。どうしたのハニー・・・僕はハニーの手首をつかんだとっくん・とっくん・とっくん・とっくん脈は平常・・・あ、良か、った・・・?僕は深呼吸を繰り返す、吸って、吐いて、よし、ハニーを背に担ぐ、軽い、足グネったって言ってたっけ?グネっただけ?折った?僕はビニールの中身を確認する「あれ、なにこれ」チョコレート。ビターが3枚ホワイトが1枚とマーブルチョコの筒1本、が入っていた。チョコレート、はて?ハニーは甘いモノが好きだったけど、好きと言っても生クリーム系が好きなんじゃなかったか?夏にファミレスに行ったとき僕はティラミスをハニーは苺パフェを頼んだ・・・んじゃ無かっただろうか。僕は不可解に思ってそのチョコレート達を足で踏んづけたスニーカーでゲシゲシ踏みつけたビニール袋の重なる音紙の破れる音チョコレートの割れる音が数回続く「・・・チッ」甘い匂いがふわと漂ってきた、苛立つ「・・・ああもう」僕は体勢を立て直して階段を上る、時間はかかったけど誰にも合わずに7階までたどり着いた、ふーと息をついて部屋に入る・・・ハニーごめんね殴ってごめんね・・・血がすこし流れていたけど腫れたりはしていなかった、僕はタオルを取り出してお湯に浸して絞ってハニーの傷の手当て。部屋中を探したが救急箱は見つからなかった・・・・・・僕はハニーを部屋に置いておくことに不安を覚えたけど背に腹はかえられぬ、僕はタンスからワイシャツを取りだしハニーの左腕とドアノブをくくり付けた、僕は部屋を出て階段を降りた。 階段のチョコレートはそのままだった。 外に出るとイチャつくカップルが目立つああもう暑苦しいこんな寒いのに暑苦しい。 ムカつくことに風が甘い。 チョコレートの匂い、のような。 僕は1階の赤い看板の某コンビニには行かず、路地裏の薬局(ドラッグストアじゃなくてファーマシー)へ行って包帯と消毒液とガーゼとテープとエタノールを買ってマンションに戻って階段を駆け登った。 階段のチョコレートは片付けられていた。 部屋に戻るとハニーはそのままだった。 気をもむ必要は無かったらしい。 僕は包帯と消毒液とガーゼとテープとエタノールでハニーの傷の手当てをしたがハニーはぴくりとも動かなかった・・・。

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。ひまだ、と思った。 どうしてだろうハニーがうとうとと眠っている時は何をしていなくとも暇だと思ったことは無いのに。 僕は焦ってテレビの電源を点けた(僕はテレビは極力見ないことにしているので今年初のテレビ視聴だった)(情報に飢えたオバサマ方に向けて放送されているお昼の情報番組、賢い収納の仕方が特集されている)売らなくって良かったぜとトチ狂った感想を抱く僕の目にブラウン管に写された司会者の覚えやすいけどダサい名前のプレートの置かれたカウンターの横に置かれたキューブカレンダー(一日一日ころころひっくり返すアレ)が飛びこんできた、13日の金曜日、じゃないですか、イスカリオテのユダ、僕は無性にワインを飲みたくなって台所へ行ってワインを開けるとグラスにあけずにラッパ呑みした(僕はけっこう呑める)。 もちろん白ワイン。 ああもうくっそキリスト教のくせにカニバリズムってんじゃねぇぞコラ、ハニーを見る、動かない、頬を叩く、反応しない、手首を掴む、とっくん・とっくん・とっくん、僕は溜息をついた、いつのまにかテレビには僕が以前バイトしていた某ファーストフードのロゴが映っていた。黙れと念じてみたが僕にPK能力などなくテレビは五月蝿いままで僕はコンセントを力の限りひっぱったブツリ、と音を立ててテレビは静かになった。 平日の昼下がり。 うわ、静かだ、音が、しなくて、不安に、なってくる。 僕はもう一度ハニーのそばへ寄った、ハニーは眠ったように規則的に息をしていた分かってはいたが手首を掴む、とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん。とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・ハニーは起きない。起きない・起きない・起きない・起きない・起きない・起きない・起きない・起きない・起きない・起きない・起きない・起きないとっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん。僕はハニーの手首を掴みながら時を過ごした。とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん。僕はハニーの頭を撫でた。とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん。ハニーは起きない。起きない・起きない・起きない・起きない・起きない・起きない・起きない・起きない・起きない・起きない・起きない・起きない・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・とっくん・起きない・起きない・起きない・起きない・ハニー?おいハニー返事しろよ返事してくれよ・・・・・・。



































































































ハニーは、起きない。 ずっと、眠った、まま、だ。 ・・・・・・・・・・ハニー?ハニー?ハニー?ねぇ、ハニーは、ここに、いるん、だ、よ、ね?ハニーハニー?ねぇハニー・・・・・・・・返事してくれよ・・・相槌でいいからさ・・・・・・・ハニー・・・・・・・・・・・・・。相槌で、いい、から・・・さ・・・。ハニー?ハニ・・・どこに・・・どこに。行、っ・・・た? 僕の、ハニーは、僕の許可も得ずに、どこに、いって、しまっ、た・・・・・・?思わず僕は自分の左手首に右手を回し脈をとったどっくんどっくんどっくんどっくん速いおや手に血がついているちょっと黒く変色した血がついているハニーを殴った時についたのかな?違った、血じゃなくてチョコレートだった。いつついたんだろうペロリ舐めてみた、苦い、ああ苛立つ、と思ってハニーの首に手を回したがとっくん・とっくん・とっくん・とっくん、脈が感じられて、それ以上に力を込めることは僕にはできなかった。


















































背景提供・・・10minutes さま

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